• 北軽井沢(軽井沢)の不動産・建築業界の裏話や出来事を紹介をしています

こんにちは あさまホーム村松です。

なんとなく肌寒いスタートの毎日ですが、今日の北軽井沢は薄曇りながらの晴れまがのぞく天候です。

 さて、最近別荘のご反響頂く方から多くいただく質問に

「ローンはつかえますか?」

というご質問を受けることが多くなってきました。特にご永住希望者からの問い合わせが多くなっています。

 住宅取得と異なり、別荘取得の場合のローンはハードルが高いと言わざるを得ません。

特に北軽井沢のような低額市場の物件は難しくなっています。

 そんな中でも「フラット35(住宅金融公庫)」はセカンドハウスに対しても融資が可能です。それも住宅取得の金利と同一です。最長35年にて組むことができます。

 ただし、フラット35をご利用いただく場合、その中古別荘が融資対象の技術基準(構造)であるかの審査を受けなければなりません。審査は指定の機関に申し込みしないといけませんので、有料になってしまいます。

 その審査においてすんなり「適合」となればいいのですが、なかなかそうもいかないのです。

  フラット35を利用する基本条件は

    床面積が70㎡以上 2つ以上の居室があることが大前提になります。

 書類での内容審査後に現場検査(技術基準)を受けますが、私が今まで現場検査を受けて指摘された部分がありますので、お知らせします。

 ➀基礎はコンクリート布基礎であること(独立基礎は外観上×になります)

 ②基礎が地面より400㎜確保されなければならない。

 ③床下換気口及び小屋裏換気が構造的な必要な基準を満たしていない

 ④換気扇が回るか

 ⑤水道が出るか

 ⑥外壁のジョイントコーキングが劣化していないか

 ⑦排水ができているか

 概ねこんな部分の指摘を受けてきました。指摘を受けたということは改善しないと基準を満たさないということですので、融資を受けたい場合改修工事を予めしないといけないということになります。(➀については実質改善はできないので独立基礎物件は不適物件となります。)この改修工事も有料になりますが、買主の利用によるところですので売り主に費用負担をお願いしても難しいところがあります。

 ということで、フラット35は別荘購入において一番有効な商品ですが、技術基準が適合にならないといけませんので、購入前に不動産業者と密に相談していかないといけないかと思います。

 一方、民間金融機関は技術基準はありません。無い分他の項目の指摘を受けます。例えば

  ◎前面道路か公道か私道か幅員4m以上か(私道の場合融資不可とい銀行もあります)

 別荘地の場合、ほぼ私道になるますのでこの点を指摘する金融機関は使えないということになります。

私も色々な金融機関の対応を経験してきましたので、ローンで別荘を買いたいという方にはできるだけご希望叶うようお手伝いさせていただきますので、ご希望の物件が見つかりましたら、ご相談ください。

6月19日に首都圏の県外外出緩和がされる予定だそうですので、それまで感染が広がらないように皆で気を引き締めて参りましょう。

それでは

あさまホーム株式会社